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Miwa Nakazawa
- 中澤 美和 -
本展覧会によせて
自身の肉体から滲み出る時間の痕跡を集め、心象風景としての理想郷に落とし込むことで、命の持つ大きなエネルギーや、過去から現在、そして未来への繋がりを表現したいと考え制作しています。
今回豊門会館での展示にあたっては、建物が生活の場であったという点に注目しました。
かつて多くの人が出入りし、生活が営まれていた場所。
肉体と心をモチーフにしている作品=自分自身と見立てて、「人間が訪問する様に、作品が訪ね、滞在する。部屋で待ち人を待つ様に、自立し存在する。」というコンセプトのもと、「環る景色(2018年)」を出品することに決めました。
新型コロナウイルスによって生活様式が一転し、これまで以上に家での時間が注目されている今日この頃。豊門会館という「家」から、作品を通して少しでも前向きに思いが発信ができれば嬉しいです。
本展覧会 作品展示風景
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