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展覧会概要
「うつろい」とは“時”、“空間”、“季節”、そして“心”など物事が移り変わることを意味し、この様々な事象を表す「うつろい」を大切にしてきた背景がここ日本にあります。建物が作られた大正時代から令和に至るまでの歴史という大きな時流、変化を意味する上での「うつろい」、建物の経年による「うつろい」、建物と風土の「うつろい」、日照の「うつろい」、そして建物と作家との関わりとしての「うつろい」や作家・作品間の交わりとしての「うつろい」など、多様な「うつろい」の在り様が存在します。芸術と豊門会館 旧和田豊治家住宅という建物との関わりについて見つめていきながら、これらのうつろいを集約した場所の表象、「うつろいの住処」の構築を目的とします。
また、本企画において地域住民の方や商工会の方々を交えたシンポジウムを開催し、豊門会館の歴史的・文化的価値と文化、芸術について議論します。教員も多いため地域の美術教育の一助を目的に有識者を招き、地元の中高生を中心とした次世代の担い手の育成についても言及します。芸術を通した地域との交流を図り、地域独自の芸術文化事業としての定着を目指します。会期中、入場無料とし、多くの住民に鑑賞いただくと同時に、県内外からの集客を見込みます。今後、定期的な展覧会を開催し、歴史的建造物を通じて、芸術と建築、芸術と地域の在り方を実践的に俯瞰します。
【展示風景】
【2019年開催】
展覧会詳細:
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