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Muneki Kuramochi
-倉持宗起-
本展覧会によせて
私は古典を基調とした作品の制作を行う一方で、書の既存スタイルにはまらない作品の制作も同時に行っています。今回、私以外の作家は文字を素材としていません。その中で、書作品が他作家の作品とどう融合するのか、非常に楽しみなところです。
「瀧」
以前の建築様式に準じた表具の寸法採りをしています。先人による「瀧」の作品は伝存しますが、現代の倉持が絵画的なアプローチを加え、「瀧」を表現しました。この厳かな床の間に、令和の現代作品が合うことを願いたいと思います。
「おやま」
淡墨にて「山」(象形文字)を篆書で表現しました。「富士山」は見る場所によって表情が異なります。今回は、私の描いた「富士山」を3つのパーツにトリミングしました。皆さんはどの表情(景色)がお好みですか。余白や墨色の変化も併せてお楽しみください。
本展覧会 作品展示風景
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