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Tadahiko Emura
- 江村 忠彦 -
本展覧会によせて
どうしようもないくらい、壊れてもいい。
大笑いすることもあれば、泣くこともある。
人なのだ。
だからこそ、創造が生まれる。
なみはこわい。
そんな中で立っているなんてできない。
おびえてしまう。
どうすることもできない。
でも、だからこそなみに向かう。
打ち勝つことなんてできない。
融通なんてきかない。
そんなことは、わかっている。
でも、なみはとどまらない。
生きることは、なみのように激しい。
眺めてなんていられない。
でも、取り込まれるわけにもいかないのだ。
では、どうするか。
かろうじて、居ること。
それは、わずかな希望だ。
夢は、小さく叶う。
かすれた声でいい。
少ない言葉でいい。
小さな夢を語り合いたい。
ここで出会ったあなた、と。
本展覧会 作品展示風景
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