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Shogo Takarada

- 財田 翔悟 -

本展覧会によせて

私の基本的な制作へのアプローチは、私自身の身近な人やものをモチーフとし、鑑賞者が、作品に描かれたその対象を通し、鑑賞者自身の身近な人・ものの存在がオーバーラップし、その存在の重要性を省みる機会を与えられる作品制作を試みることです。
今回展示の大作でもそういったコンセプトで描いています。
その他に、今回の展示では探さないと見つからない小さな作品やフタを開けてみないと中身が分からない作品を作りました。
元々は古い家屋である豊門会館には様々な記憶があり、そこにはよく観察しなくては見えないなにかがあるのでは、と考え、作品を探してもらうと同時にそういった記憶に気付いてもらう機会づくりになればと考えました。
ある種、「探す・見つける・気付く」という行為自体が作品となっています。
ぜひ、建物の中、そして、他の作品の影などに潜むものをご覧下さい。

本展覧会 作品展示風景

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